キッチンやパントリーは家の中で最もゴキブリが出現しやすいエリアとして知られていますがその原因の多くは私たちが無意識に行っている「食品の段ボール収納」にあることをご存知でしょうか。スーパーで安売りしていたカップ麺の箱買いやネット通販で取り寄せたミネラルウォーターのケースそして実家から送られてきた野菜が入ったダンボール箱などを「中身がなくなるまで」という理由でそのまま床や棚に置いている家庭は非常に多いですがこれは自ら害虫を養殖しているようなものです。キッチンは料理による熱と水蒸気で常に暖かく湿潤な環境にありさらに食材の匂いが漂う彼らにとっての楽園ですがそこに段ボールという最高の隠れ家があれば彼らが定着しないはずがありません。特に危険なのはジャガイモやタマネギなどの根菜類が入った段ボール収納であり野菜に付着した土や泥そして適度な水分は彼らにとって居心地の良い環境を提供するだけでなく野菜そのものの匂いが強力な誘引剤となって外部からゴキブリを呼び寄せてしまいます。また飲料水の段ボール箱は重量があるため一度置くとなかなか動かさないことが多くその底面と床の間は彼らにとって誰にも邪魔されない安全な死角となります。掃除機をかける際も箱を避けてしまいがちで埃や食べこぼしが溜まりやすくそれがさらに彼らの餌となる悪循環を生み出します。実際キッチンの大掃除で古くなった段ボール箱を持ち上げた瞬間にその下から何十匹もの黒い集団が散らばっていく光景を目撃しパニックになったという事例は後を絶ちません。段ボールの波状の隙間は彼らの卵を産み付けるのに最適なサイズであり一度卵を産み付けられると殺虫剤を撒いても卵には効かず孵化した幼虫が再び繁殖を始めるというイタチごっこに陥ります。キッチンという衛生管理が最も重要な場所だからこそ段ボール収納というリスク要因は徹底的に排除しなければなりません。買ってきた食材はすぐに箱から出しプラスチック製のストッカーや冷蔵庫に移し替えることそしてどうしても箱が必要な場合はプラスチック製のコンテナを使用することを強くお勧めします。その一手間が家族の健康と安心な食卓を守るための防波堤となるのです。
食品の段ボール収納がキッチンにゴキブリを招く