休日の午後に近所の公園でベンチに座っていると、足元にたくさんの鳩が集まってきました。これまで私はどの鳩も同じようなものだと思っていましたが、改めてじっくりと眺めてみると、その種類や模様が実にバラエティに富んでいることに驚かされました。まず目についたのは、最も数の多いドバトのグループです。彼らは人間を恐れる様子もなく、パン屑を求めて活発に動き回っています。ドバトはもともと家鳩が野生化したものだそうで、そのせいか羽の色が本当に様々です。首の周りが金属のような緑や紫に輝いているものもいれば、真っ白な羽を持つ高貴な印象の個体、さらには全体が赤茶色をした珍しい配色のものまでいて、見ていて飽きることがありません。ドバトの群れを観察していると、その中にも社会性があるようで、特定の個体が威嚇し合ったり、ペアで仲睦まじく羽づくろいをしたりする様子が見て取れました。そんなドバトの喧騒から少し離れた木陰の地面を、一羽だけで静かに歩いている鳩を見つけました。それがキジバトでした。キジバトはドバトよりも一回り大きく感じられ、何よりその羽の模様が非常に緻密です。茶褐色の羽に黒い縁取りがあり、まさにキジの雌のような和風の美しさがあります。首元にある鮮やかな青と黒の縞模様は、ドバトにはない上品なアクセントになっていて、都会の公園にいながらにして山奥の気配を感じさせてくれるような不思議な存在感がありました。キジバトはドバトのように人間に媚びることはなく、落ちている木の実を丁寧に拾い上げると、私の視線に気づいたのか、力強い羽音を立てて近くの松の木の上へと飛び去ってしまいました。その後に聞こえてきた「ホーホーホッホー」という少し寂しげな鳴き声が、ドバトの賑やかな声と対照的で心に残りました。この日の観察を通じて、鳩という鳥が持つ多様性に深く魅了されました。ドバトの持つ生命力あふれるバリエーションと、キジバトが持つ孤高な美しさ。同じ場所で共存しながらも、それぞれが異なる個性を放っている姿は、自然の奥深さを物語っているように思えます。これからは散歩の際にも、ただ鳩がいると片付けるのではなく、今日はどんな模様のドバトに会えるか、あるいは珍しいキジバトが顔を見せてくれるかを楽しみに、一羽一羽の個性に注目して歩いてみようと心に決めました。
公園で見つけた多様な鳩の種類を観察した私の記録