夢のマイホームや新築マンションに入居して間もないのに床を這う銀色の虫を見つけてしまい絶望的な気分になったという話は後を絶ちません。新築なのになぜと疑問に思うかもしれませんが実は新築物件こそシミが発生しやすい条件が揃っている場合があるのです。もし新居でシミという虫が一匹いたら真っ先に疑うべきは外からの「持ち込み」です。特に旧居から持ってきた家具やダンボール、蔵書の中に彼らが潜んでおり引っ越しと共に新居へ同伴してしまったケースが非常に多いのです。シミは非常に扁平な体をしておりタンスの底の隙間や本棚の背板の裏、冷蔵庫のモーター周辺の暖かくて暗い場所などに張り付いて移動することができます。また引っ越しに使用したダンボールを「まだ片付かないから」と数ヶ月放置しているとそれが彼らの安全な繁殖基地となり新居中に拡散するハブとなってしまいます。さらに新築特有の事情としてコンクリートや木材が完全に乾燥しきっておらず建物自体が水分を多く含んでいるため入居後一、二年は室内の湿度が非常に高くなりやすいという点も彼らを助長させます。対策としてはまず旧居から持ち込んだダンボールは速やかに全て開封して処分し中身を点検することです。そして怪しい家具があれば一度動かして裏側を確認し必要であれば殺虫剤で処理を行ってください。また新築だからと安心せず24時間換気システムを常時稼働させクローゼットや押し入れの扉を定期的に開けて空気を入れ替えるなど積極的な湿気対策を行うことが不可欠です。彼らは新しい環境に適応する能力が高いため初期段階で叩いておかなければ新居の壁紙や真新しい畳を食い荒らされることになりかねません。新生活のスタートにおいて招かれざる客であるシミを一匹でも見つけたらそれは「荷解きを急げ」「換気をしろ」という緊急警報だと受け止め家具の裏まで目を光らせる徹底的なチェックを行うことが新居の清潔さを守るための第一歩となるのです。
新居でシミという虫が一匹いたら家具を確認せよ